「撮影会に参加してみたいけどポートレート撮影がよく分からない」
「ポートレート撮影で好きなモデルの写真を撮ってみたい」
このような悩みを持っている人は多いと思います。
好きなアイドルやモデルの撮影会に参加して、納得のいく写真を撮りたいという希望は誰しもが持っていることでしょう。
初心者でも、コツさえ掴めばポートレート撮影は上手に撮影できます。
この記事では誰でも上手にポートレート撮影ができる基本的なテクニックやコツ、アイドル撮影会での注意点などを説明しています。
この記事の内容さえ把握していれば、モデルやアイドルの撮影会で満足のいく撮影ができること間違いないでしょう。
1.ポートレート撮影とは?
ポートレート撮影とは肖像写真のことを指しており、一般的に人物撮影のことを意味します。
人物写真にはポートレート写真のほかにスナップ写真もありますが、ポートレート撮影がスナップ撮影と違うのは、テーマを作りモデルと一緒にそのテーマにあった作品を作れることです。
モデルを引き立てた美しい写真を撮るところにポートレート撮影の面白みがあり、これはカメラ初心者でもハマりやすい撮影方法の1つです。
練習を積めば確実に上達することができるので、ぜひ挑戦してほしいです。
2.ポートレート撮影はカメラにこだわった方がいい?
最近はスマホのカメラが高性能化されているので、荷物も軽くて気軽に使えるスマホカメラを利用する人が増えてきています。
ここ数年でスマホカメラにもポートレート機能が搭載されたりと、さらにスマホカメラの精度が上がっているのは確実です。
しかし、スマホで撮影したポートレート写真と一眼レフで撮影したポートレート写真では、背景のボケ具合が異なってきます。
スマホでも十分綺麗なのですが、スマホで撮影した写真によってはボケ具合が不自然に処理されてしまうことも少なくないのです…。
ポートレート写真は背景のボケ具合も美しく撮れるかが重要なので、不自然に処理されてしまった写真は少々残念です。
ボケ具合まで本当に綺麗なポートレート写真を撮りたいのなら、やはり本格派である一眼レフカメラがおすすめです。
3.一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラの違い
おすすめは先ほども説明した通り、ボケ具合まで写りが綺麗な一眼レフカメラです。
しかし一眼レフカメラはかなり高額で、カメラだけで何十万円、レンズだけでも100万円を超えるものもあります。
カメラにそれほどお金をかけられない人やカメラ初心者はミラーレスカメラを使用している場合が多いようです。
アイドルの撮影会にもミラーレスカメラで参加している人は多いです。
一眼レフカメラとミラーレスカメラの違いが分かるようにそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。
(1)一眼レフカメラ
カメラにこだわりがある人や長年カメラを趣味にしている人、カメラマンとして活動している人のほとんどが一眼レフカメラを使用しています。
とにかく綺麗な写真を撮りたい場合には一眼レフカメラ一択でしょう。
それだけカメラ愛好家に信頼されているカメラですが、一眼レフカメラにもデメリットはあります。
一眼レフカメラのデメリットはカメラ自体が大きく重たいことです。
また、先ほども説明したとおり高額なものが多いです。
しかし、一眼レフカメラのメリットはやはり他のカメラと比較しても高画質なことです。
カメラ好きが一眼レフカメラに注目するのは、一眼レフカメラには最新機能なども優先的に取り入れられる傾向にあり多機能で性能が高いものが多いからなのです。
(2)ミラーレス一眼カメラ
ミラーレス一眼カメラはここ数年で一気に浸透してきた比較的新しいカメラです。
一眼レフカメラほど嵩張らず、手軽に綺麗な写真を撮れるのが魅力です。
ミラーレス一眼カメラのデメリットは、レンズの種類が少ないことです。
とくに望遠レンズの種類が少ないので、撮影スタイルが限られてしまいます。
またバッテリーの持ちも悪いので、今後改善されることが期待されています。
しかしミラーレス一眼カメラのメリットは、なんといってもコンパクトで軽量なのに本格的な写真が撮れることです。
新しいカメラの種類でもありますが、初心者でも扱いやすいのでカメラ入門を検討している人におすすめです。
4.ポートレート撮影の基本のコツやテクニック
初心者でも上手にポートレート撮影ができる、基本的なコツやテクニックを紹介します。
基本的なポートレート撮影のコツさえ分かれば、自分好みの撮影にアレンジしやすいです。
ぜひ参考にしてポートレート撮影の練習をしてみてください。
(1)モデルとの距離感
ポートレート撮影はモデルとなる人を撮影するものですから、モデルを引き立てる写真を撮るのが基本です。
そのため、背景をボカす必要があります。
カメラからモデルの距離が遠すぎると背景がボケにくくなってしまいます。
また、背景とモデルの距離が近いのもボケにくくなってしまうのです。
モデルと背景の距離よりも、モデルとカメラの距離が近い方が綺麗にボケて理想的な写真を撮ることができます。
(2)ライティング
撮影には光はとても重要なポイントです。
ライティングとは、光を作ってその光をコントロールすることです。
光を演出することで明暗をつけることができ、モデルをより明るく美しく写す効果もあります。
太陽光など自然な光を取り入れるのも、ストロボを使用するのも同じです。
ライティングの使用方法に正解はありませんので、自分好みのライティングを見つけてみましょう。
(3)撮影アングル
撮影アングルも非常に重要です。
斜め上からのアングルで撮影した場合、モデルは自然と上目遣いになるので可愛らしい印象・表情を作ることができます。
反対に斜め下からのアングルから撮影すると、大人っぽい雰囲気を出しやすいです。
また、全身を撮影する場合は斜め下からのアングルの方が脚長効果もありスタイルよく写すことができます。
モデルの雰囲気や顔だけのアップ撮影か全身撮影かなどを考慮しながら撮影することが大切です。
(4)モデルのポージング
モデルのポージングによっても写真の雰囲気は一気に変わってきます。
プロのモデルが相手ならモデル自身が綺麗に見えるポージングを理解している場合が多いですが、「こういうポーズをしてほしい」などの要望があるならば積極的にモデルに伝えてみましょう。
ただし、極端なローアングルやモデルが嫌がるポーズを強要することはやめましょう。
モデルが不快な気持ちになる撮影はよくありません。
モデルと適切なコミュニケーションを取りながら撮影を行うことも大切なのです。
5.撮影場所によって気をつけたいこと
ポートレート撮影は、撮影場所によって撮影方法を工夫したほうがより綺麗な写真が撮れます。
ここでは室内と屋外での撮影時の注意点を紹介します。
(1)室内
室内でポートレート撮影を行う場合、モデルの被写体を背景の壁から離すことで背景がボケやすくなります。
背景がボケることで、よりモデルが引き立った写真を撮ることができます。
また室内での撮影の場合ストロボを使用することが多いですが、窓から入りこむ自然光を利用するのもおすすめです。
カーテンなどで光の分散を調整することで、肌色だけでなくヘアカラーなども柔らかみのある写真を撮ることができます。
光の角度などを調整しづらい蛍光灯はあまりおすすめできません。
(2)屋外
屋外で撮影する場合は、太陽光がモデルに直接当たらないよう気をつけましょう。
太陽光が直接モデルに当たってしまうと、眩しくて目を細めてしまったり目を瞑ってしまう可能性もあります。
45度くらいの角度で太陽の光が入ってくるのがおすすめです。
正面45度なら明るい雰囲気の写真が撮れ、サイド45度なら陰をうまく取り入れられてカッコいい雰囲気の写真になります。
また逆光である後ろ45度なら、優しい柔らかい雰囲気の写真が撮れます。
モデルが眩しくならないよう気をつけながら、好みの雰囲気となるよう太陽の光を取り入れてみましょう。
6.モデルやアイドル撮影会でのポートレート撮影の注意点
好きなモデルやアイドル撮影会に参加したいという目的から、ポートレート撮影について調べている人も多いのではないでしょうか?
モデルやアイドル撮影会での基本的な注意点を紹介します。
(1)大きな機材は持ち込みNGの場合もある
会場の広さやカメラマンの混み具合などイベントの規模によって異なりますが、三脚やストロボの持ち込みを禁止している撮影会も多いのです。
これは、機材が他のカメラマンの邪魔をしないようにするためです。
せっかく持参しても持ち込み禁止だと困りますよね…。
また、いつも撮影時に使用している機材を持っていけないと不便に感じることもあるでしょう。
撮影会の参加を検討する時に必ず持ち込みが可能な機材を確認するようにしましょう。
イベントの詳細に機材の持ち込みについての注意点が記載されていない場合は、直接問い合わせをすることをおすすめします。
(2)スマホで撮影できない
アイドルやモデルなどの撮影会では、ほとんどの場合スマホで撮影することは禁止されています。
スマホは写真を撮ってそのまますぐにアップロードできてしまうということから、無断掲載を避けるため禁止されているのです。
無断掲載をしていなくてもスマホで撮影すること自体が禁止されているので、見つかれば即退場させられる可能性が高いです。
スマホで撮影できないので、必ずカメラを準備する必要があります。
7.モデルやアイドルのポートレート撮影料金
モデルやアイドルの撮影会はどこで行われるのか、モデルはどんな人かによって撮影会の料金は変わってきます。
スタジオであればスタジオの使用料も加算されますし、有名な人気モデルであったり、モデルが複数人いるとなればそれも加算されるポイントとなります。
大体の相場は一回の参加料1万円前後が目安となっています。
モデルが一般人であったり、屋外で行われる簡易的な撮影会であれば、比較的リーズナブルな傾向があるようです。
Fresh!撮影会の場合、スペシャル大撮影会などの特別な撮影会では終日参加料が2万円以上となることもあります。
しかし、フォトセッションや屋外大撮影会などの一般的な撮影会の場合は4千円前後で参加でき、比較的リーズナブルな価格設定です。
豪華な撮影会に挑戦する前に、練習を兼ねて普通の撮影会で雰囲気に慣れておくのもおすすめです。
8.まとめ
カメラ初心者にとってはポートレート写真は難しいものと思われがちですが、そんなことはありません。
初心者でも夢中になれる撮影方法の1つであり、自分の好きなモデルを美しく撮れる面白さもあるのでハマりやすいのです。
アイドルやモデルなどの撮影会では絶対活躍するポートレート撮影ですから、撮影会への参加を考えている人はぜひ挑戦してみてください。
あなたもカメラに夢中になってしまうかもしれません。